F1第19戦、最終戦のアブダビGP決勝。
5人の激しい闘いによって、近年まれに見る面白さだった2010年のF1も、いよいよ今日、F1唯一のトワイライトレースでチャンピオンが決まる。
そして、今日がブリヂストン最後のレースとなる。
フォーメーションラップのあと、55周でのレースがスタート。
いきなり、バトンがアロンソの前に出た。シューマッハがロズベルグを交わそうとして単独スピンしたところに、リウッツィが激突。かなり危ないクラッシュだったが、どちらも無事だった。この事故により、開始早々セーフティカー導入となった。まさに波乱の幕開けだ。下位のマシンは、このタイミングでタイヤ交換を済ませる。
2周目での順位は、ベッテル、ハミルトン、バトン、アロンソ、ウェバー、マッサ、バリチェロ、小林、スーティル、クビサ、ハイドフェルド、ブエミ、ヒュルケンベルグ、コバライネン、トゥルーリ、グロック、ロズベルグ、ペトロフ、アルグエルスアリ、ディ・グラッシ、セナ、クリエンとなっている。
5周目の終わりでレース再開。ハミルトンがベッテルにプレッシャーを掛けるが、ベッテルはファステスト連発でどんどん逃げる。
■
12周目に、まずはウェバーがピットインして賭けに出る。しかし、コレに釣られたのか、フェラーリが動きを見せる。まずは14周目にマッサをピットインさせ、タイヤの様子を見てからアロンソを16周目にピットインさせた。何とかウェバーの直前12番手でコース復帰を果たすが、ウェバーのみを意識しすぎた、実に保守的な戦略だ。ベッテルが優勝した場合には、4位以内に入らないといけないんだけど…。
24周目にハミルトンがピットインして、5番手で復帰。25周目にはベッテルが入って、小林の直前、2番手で復帰する。
26周目での順位は、バトン、ベッテル、クビサ、小林、ハミルトン、スーティル、ブエミ、ロズベルグ、ヒュルケンベルグ、ペトロフ、アロンソ、ウェバー、アルグエルスアリ、マッサ、ハイドフェルド、バリチェロ、コバライネン、トゥルーリ、グロック、ディ・グラッシ、セナ、クリエンとなっており、バトン、クビサ、小林らは、まだピットインしていない。
40周目にようやくバトンがピットイン、ハミルトンの後ろ4番手で復帰する。アロンソもこのぐらい引っ張ってれば、近いところをキープできたんじゃないだろうか。
45周目に、またしてもハミルトンが、予選と同じカメラ付きポールをなぎ倒すシーンが流れる。
47周目にようやくクビサがピットイン。ペトロフの前で復帰し、アロンソの前に古巣ルノーの2台が入ることになった。
49周目での順位は、ベッテル、ハミルトン、バトン、ロズベルグ、クビサ、ペトロフ、アロンソ、ウェバー、アルグエルスアリ、マッサ、ハイドフェルド、バリチェロ、スーティル、小林、ブエミ、ヒュルケンベルグ、コバライネン、ディ・グラッシ、セナ、クリエン、トゥルーリとなっており、アロンソは3台抜かない限りチャンピオンになれないという、絶体絶命の状況に追い込まれた。焦りとタイヤの消耗とでコースオフの連続。まさに最悪だ。
54周目に、トゥルーリのリアウィングが外れるというアクシデントでパーツが散乱。ベッテルがそれを避けて走るシーンが流れる。
■
そのままベッテルはトップを快走し、ポール・トゥ・ウィンで今季5勝目。大逆転で最年少チャンピオンを獲得した。これで、レッドブルはコンストラクターズと共に、ダブルタイトルを獲得した。圧倒的な速さを持ちながら、多くの優勝を逃していた天才は、無線で泣き叫んでいる。チャンピオンにはいつでもなれる才能を持っているけど、最年少チャンピオンは今年しか取れないので、これはこれで良かったね。
2位にはハミルトン、3位にはバトンのマクラーレン勢が入って、これはさすがだなと思ったね。とくにバトンは、得意のタイヤマネジメントできっちりと表彰台を獲得したのが、実に素晴らしかったと思う。
それに対して、フェラーリの戦略ミスは酷すぎたね。ウェバーを意識しすぎて、みすみすチャンピオンを捨てたようなもんだ。これで、開幕戦ウィナーがチャンピオンになるというジンクスは破られた。
また来年も、面白いシーズンになるとイイね。
続きを読む


