
そこで、自宅のパソコンに施した「システムフォントの変更」を、会社のパソコンにも適用してみることにした。
Windows Vistaに採用された「メイリオ」フォントの素晴らしさに圧倒され、以前から自宅のパソコンのフォントを替えて喜んでいるわけだが、「画面のプロパティ」で変更できるフォントはすごく限られているし、さらには、メイリオフォントは文字の間隔や行間が若干大きいため、ちょっと間延びしたような感じになるのが玉にきず。だから読みやすいのかもしれないんだけどね。

実は以前から試してはいたものの、やはりオリジナルのメイリオの読みやすさにはかなわないと感じたので、使っていなかったのだ。それでも、先ほども言ったメイリオの若干間延びした感じのせいで、かなり多くのサイトでフォームが崩れたりして、余計に読みにくくなる場合があることも確かだ。そこで、土日に自宅パソコンのレジストリまでいじくって、一気にシステムフォントすべてを「メイリオKe」にしてしまったら、これがなかなかに良い感じではないか。
レジストリのいじり方は「このサイト」に詳しく書いてあるから、復元ポイントを作ったり、レジストリのバックアップをとった上で、書かれた通りにやれば簡単にできる。これで、システムや画面のプロパティなど、各種ダイアログもほとんどすべてメイリオになって、視認性バツグン。IEのフォント設定は「MeiryoKe_PGothic」と「MeiryoKe_Console」で決まり!
その上で、「Styler」というフリーソフトを使えば、レジストリだけでは変えられないスタートメニューなども変更可能だ。オレの設定は、キャプションフォントのみ「メイリオ」、あとはすべて「Tahoma」に設定した。サイズはすべて9ポイントだ。「常にこの設定を使用する」に、チェックを忘れずに。
自宅で熟成を重ねたこの変更内容を、会社のパソコンにも適用し、実に読みやすい環境になった。おかげで仕事が、はかどるの何のって…。
ここまでやっても、依然変わらない部分も多々あるが、そこはもうあきらめよう。「MS *ゴシック Ex+」というフォントも試したが、環境によっては余計に汚く見える場合もあったので、そのままにすることにした。
ただ、一つ注意しなければならないのは、結果的に「MS *ゴシック」系のフォントをすべて「メイリオKe」系に置き換える形になるので、「MS *ゴシック」を使った文書の印字結果が今までと少し違ってしまうことかな。
※編集部注
やはり、「MS UI Gothic」以外の「MS *ゴシック」系は、既存文書で多く使われているため、すべてを「メイリオKe」系にしてしまうのは、ちょっと問題ありのようです。とりあえず、置き換えは「MS UI Gothic」のみとしました。
表示だけメイリオで印刷は今まで通り…というのは無理な話なんでしょうかねぇ?
一度メイリオに慣れると、もう元に戻れない…。
あと、IEのテキスト形式フォントは、MeiryoKe_Consoleだと半角記号の表示が変わるようなので、MeiryoKe_Gothicの方が良いかもしれません。
※この続きは、システムフォントの変更(2)
【PC・ソフト・アプリの最新記事】