F1開幕戦バーレーンGPの決勝。
新レイアウトが追加され、スパに次ぐ長さとなったサーキットだが、各ドライバーからは「遅すぎて面白くない」などの不満が続出らしい。
フェラーリの2台ともがエンジン交換したが、1シーズン8基までのエンジンが使えるのでペナルティはないのだが、初っ端からもったいないね。
HRTの2台は、ピットスタートとなった。
フォーメーションラップのあと、49周のレースがスタート。今年から現在の周回数表示となったので、わかりやすい。
ベッテルがトップをキープし、アロンソはマッサをパスして2番手に浮上。各車わりとキレイなスタートを見せるが、ウェバーがオイルの煙幕を張ったために、クビサとスーティルが巻き込まれて接触した模様。
2周目での順位は、ベッテル、アロンソ、マッサ、ロズベルグ、ハミルトン、シューマッハ、ウェバー、バトン、リウッツィ、バリチェロ、ペトロフ、小林、ヒュルケンベルグ、デ・ラ・ロサ、アルグエルスアリ、コバライネン、ブエミ、グロック、ディ・グラッシ、トゥルーリ、クビサ、スーティル、セナとなっている。チャンドックは、早々にリタイヤした。
3周目には、ヒュルケンベルグがスピンして、コース上のポールをなぎ倒してコースオフ。ディ・グラッシはリタイヤしている。
10周目にチームメイトのデ・ラ・ロサにパスされた小林は、12周目にはスローダウン。ハイドロ系トラブルにより初戦をリタイヤしてしまった。このとき、セナが最初のタイヤ交換。スタートでもたつき、9.2秒も掛かってしまう。
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セナを皮切りに、各マシンのタイヤ交換が続き、順位に変動が生じる。ピットストップの時間が表示されるが、中でもベッテルが4秒ジャストで最速だった。
そのセナは、19周目にエンジントラブルでストップ。ヘルメット越しのブルーノの顔は、おじのアイルトンに瓜二つだ。
28周目での順位は、ベッテル、アロンソ、マッサ、ハミルトン、ロズベルグ、シューマッハ、バトン、ウェバー、リウッツィ、バリチェロ、クビサ、デ・ラ・ロサ、アルグエルスアリ、スーティル、ブエミ、ヒュルケンベルグ、コバライネン、トゥルーリとなっている。
29周目に、デ・ラ・ロサがリタイヤ。ザウバーは、信頼性に問題ありか…。
30周目から、フェラーリの2台が、ベッテルに1秒ちょっとの差まで追いついてきた。どうやら、フェラーリのペースが上がったのと同時に、ベッテルのエンジンにトラブルが発生したようだ。34周目には、「パワーがない!」と無線で叫ぶベッテルを、アロンソが最終コーナー手前のストレートでパス。続いてマッサも、ホームストレートでベッテルをパスし、フェラーリの1-2態勢となる。
37周目には、ハミルトンもベッテルに接近し、翌周にホームストレートでパスしていく。ベッテルはエキゾーストのトラブルで満身創痍だが、この順位を守るべく、騙しだまし走り続ける。少し後方では、シューマッハ、バトン、ウェバーの6番手争いが続く。
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44周目での順位は、アロンソ、マッサ、ハミルトン、ベッテル、ロズベルグ、シューマッハ、バトン、ウェバー、リウッツィ、バリチェロ、クビサ、スーティル、アルグエルスアリ、ブエミ、ヒュルケンベルグ、コバライネン、トゥルーリとなっている。
45周目には、マッサのマシンの右バージボード付近に何らかのトラブルが発生しているようで、チームがしきりに気にしている。
48周目にブエミがストップ。ロズベルグはベッテルに1秒差まで迫ったが、ついに抜くことができなかった。
結果はそのまま、アロンソがフェラーリ移籍後すぐの開幕戦を制した。まるで、2007年のライコネンのようだ。オレが生観戦した2008年日本GP以来の優勝となる。
2位には大ケガから復帰したマッサが入り、フェラーリの開幕戦1-2フィニッシュだ。フェラーリにとって、これは実に素晴らしい最高のスタートだ。
3位にはハミルトン、4位にはエキゾーストトラブルを抱えながらも順位を守りきった天才ベッテル。ベッテルは、ストレートエンドですぐにマシンを止めた。まさにギリギリの状態だったようだ。
5位はロズベルグで、復活したシューマッハの前でレースを終えたのは良かったが、あそこでベッテルを抜いてりゃ、もっと良かったんだけどねぇ。
次戦は、いつもなら開幕戦であるオーストラリアGPだ。
1 フェルナンド・アロンソ フェラーリ
2 フェリペ・マッサ フェラーリ
3 ルイス・ハミルトン マクラーレン・メルセデス
4 セバスチャン・ベッテル レッドブル・ルノー
5 ニコ・ロズベルグ メルセデスGP Ltd
6 ミハエル・シューマッハ メルセデスGP Ltd
7 ジェンソン・バトン マクラーレン・メルセデス
8 マーク・ウェバー レッドブル・ルノー
9 ビタントニオ・リウッツィ フォース・インディア・メルセデス
10 ルーベンス・バリチェロ ウイリアムズ・コスワース
11 ロバート・クビサ ルノー
12 エイドリアン・スーティル フォース・インディア・メルセデス
13 ハイメ・アルグエルスアリ STR・フェラーリ
14 ニコ・ヒュルケンベルグ ウイリアムズ・コスワース
15 ヘイキ・コバライネン ロータス・コスワース
16 セバスチャン・ブエミ STR・フェラーリ
17 ヤルノ・トゥルーリ ロータス・コスワース
R ペドロ・デ・ラ・ロサ BMWザウバー・フェラーリ
R ブルーノ・セナ HRT・コスワース
R ティモ・グロック ヴァージン・コスワース
R ビタリー・ペトロフ ルノー
R 小林可夢偉 BMWザウバー・フェラーリ
R ルーカス・ディ・グラッシ ヴァージン・コスワース
R カルン・チャンドック HRT・コスワース
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もしこのマシンにライコネンが乗ってたら、と思うとちょっともったいないような気もします。。。
レッドブルは早くエンジンサプライヤーを変えたほうがいいですよね。昨年もルノーエンジンが足を引っ張ってああでしたし・・・
フェラーリは、ホントに良かったです。しかし、早くもエンジンを交換してしまいました。まぁ、途中で壊れるよりは、良かったですけどね。
確かに、ライコネンが乗ってたらなぁ…なんて思いますが、もしかしたらアロンソの開発能力の賜物かもしれませんしねぇ。
それにしても、ベッテルの速さはスゴ過ぎます。ちょっとぐらい、エンジンが足を引っ張ったぐらいの方が、レースが面白くなって良いかも…。
今年のフェラーリ、安心ですね♪
鈴鹿へはフェラーリの例のシャツを着ていこうかと思ってますw
やっぱりフェラーリのマシンがいいですね。
マクラーレンはコーナーを走るとき、ボンボンって浮きますよね。。。あれどうにかならないのかなぁ、、
メルセデスはいい車に見えるけど、あれ以上タイム出せないのかなって思います。
今年は面白くなりそうですね!
今のままだと、オーバーテイクもできない耐久レースだから、予選で速くて信頼性のあるマシンが必ず優勝することになりますね。
となると、今のところはフェラーリなのかな?って思います。
しかし、なんとかしないと、どんどん退屈になりそうですね。