2009-10-19 [Mon]

2009ブラジルGP決勝


F1第16戦ブラジルGPの決勝。
バトンのチャンピオンが決定するのか、バリチェロがもう少し粘るのか…。
予選でクラッシュしたリウッツィは、ギアボックスの交換で最後尾スタートとなった。

フォーメーションラップの後、71周でのレースがスタート。
ライコネンが得意のスタートダッシュで、一気に3番手に浮上。ところが、ウェバーに幅寄せされて、フロントウィングを大破してしまう。
後方では、コバライネンとフィジケラが接触、さらにはトゥルーリとスーティルが接触してクラッシュ、それにアロンソまで巻き添えを食らってしまい、セーフティカー導入となる。怒りが治まらないトゥルーリは、スーティルと大ゲンカ。1周目から荒れた展開だ。
2周目に、ライコネンとコバライネンが緊急ピットイン。このとき、コバライネンは給油ホースをつけたまま発進してしまい、まき散らした燃料によって、後ろから来たライコネンのマシンが炎に包まれた。もの凄くヒヤッとしたシーンだったが、炎は一瞬で消えて一安心。このことが、のちに審議の対象となる。この給油ホースは、親切にもブラウンGPのピットクルーによって取り外してもらえた。
この時点での順位は、バリチェロ、ウェバー、ロズベルグ、クビサ、ブエミ、中嶋、小林、グロージャン、バトン、アルグエルスアリ、ベッテル、ハイドフェルド、リウッツィ、フィジケラ、ハミルトン、ライコネン、コバライネンとなっている。


5周目に再スタート。クビサがロズベルグをパス。また、バトンとベッテルがグロージャンをパス。オーバーテイクが多くて、なかなか面白い展開だ。
バトンはさらに中嶋もパスして、今までにないぐらい、超アグレッシブな走りだ。とにかく、バトンとベッテルの気迫溢れる走りが凄まじい。
21周目にハイドフェルド、22周目にバリチェロがピットイン。バリチェロはベッテルの前で復帰するが、まもなくベッテルに抜かれてしまう。
23周目に、先ほどピットインしたばかりのハイドフェルドがマシンを止めている。そんな中、小林とバトンの激しいバトルが続いており、デビューしたての小林が完璧にバトンをブロックしている。しかし、25周目、ついにバトンが小林をパスすることに成功。どちらも凄かった。小林は休む間もなく、今度は中嶋とベッテルとの三つ巴のバトルが繰り広げられる。
各車、次々とピットインを済ませ、28周目にロズベルグがガレージでリタイヤ。
31周目には小林がピットイン。このピットアウトの際に、コース上で後ろから迫ってきた中嶋が、小林をパスしようとして接触。コースオフして、コントロールを失ったままタイヤバリアに激突。日本人同士で何をやってるんだか…。
バトンのオーバーテイクショーはまだ続いており、ブエミをパスしたあとの順位は、ウェバー、ベッテル、クビサ、バリチェロ、ハミルトン、ライコネン、バトン、ブエミ、グロージャン、フィジケラ、リウッツィ、小林、コバライネン、アルグエルスアリとなっている。


レースの半分まで引っ張ったベッテルが、37周目にようやく最初のピットイン。1ストップ作戦かと思われたが、変則の2ストップ作戦のようだ。
その後、各車続々と2回目のピットインを済ませ、残り13周目での順位は、ウェバー、クビサ、バリチェロ、ハミルトン、ベッテル、コバライネン、バトン、ライコネン、ブエミ、フィジケラ、小林、リウッツィ、グロージャン、アルグエルスアリとなっている。
残り12周でコバライネンがピットインし、バトンは6番手に浮上。これで、また一歩チャンピオンに近づいた。
さらに、残り10周目でハミルトンがバリチェロをパス。バリチェロとの得点差が詰まり、バトンにとっては、さらに有利な状況へ…。ハミルトンは、なんと17番手スタートから表彰台まで駆け上ってきた。
バリチェロはスローパンクチャーを起こしているようで、残り8周目にタイヤ交換のため緊急ピットイン。これで、バリチェロの夢は潰えた。
残り5周で、小林がフィジケラをパス。テストもないデビュー戦で、世界が認める大健闘だ。今後が大いに期待できるね。

残り3周での順位は、ウェバー、クビサ、ハミルトン、ベッテル、バトン、ライコネン、ブエミ、バリチェロ、コバライネン、小林、フィジケラ、リウッツィ、グロージャン、アルグエルスアリとなっており、結局、このままの順位でチェッカーを受けることになる。
今回のチェッカー係は、大事故から生還したブラジルの英雄マッサだ。えらくぎこちない旗の振り方が笑えた。
5位でチャンピオンを決めたバトンは、「We are the Champions」を叫ぶように歌いながら歓喜の雄叫び。今回のバトンは、まさに鬼神の走りで、自らの手でチャンピオンをたぐり寄せたように感じる。今季初めには、参戦すら危ぶまれたブラウンGPが、ドライバーズ、コンストラクターズのダブルタイトルを獲得した瞬間だ。
おかげで、表彰台の3人は、何とも地味な感じで可哀想だったなぁ。

それにしても、ブラジルGPはいつも面白いねぇ。今回はまた格別に面白かったよ。
さぁ、次戦はいよいよ最終戦のアブダビ。初開催のサーキットは、どんな感じかな。

1位 マーク・ウェバー レッドブル・ルノー
2位 ロバート・クビサ BMWザウバー
3位 ルイス・ハミルトン マクラーレン・メルセデス
4位 セバスチャン・ベッテル レッドブル・ルノー
5位 ジェンソン・バトン ブラウン・メルセデス
6位 キミ・ライコネン フェラーリ
7位 セバスチャン・ブエミ トロロッソ・フェラーリ
8位 ルーベンス・バリチェロ ブラウン・メルセデス
9位 ヘイキ・コバライネン マクラーレン・メルセデス
10位 小林可夢偉 トヨタ
11位 ジャンカルロ・フィジケラ フェラーリ
12位 ビタントニオ・リウッツィ フォース・インディア・メルセデス
13位 ロマン・グロージャン ルノー
14位 ハイメ・アルグエルスアリ トロロッソ・フェラーリ
R 中嶋一貴 ウイリアムズ・トヨタ
R ニコ・ロズベルグ ウイリアムズ・トヨタ
R ニック・ハイドフェルド BMWザウバー
R エイドリアン・スーティル フォース・インディア・メルセデス
R ヤルノ・トゥルーリ トヨタ
R フェルナンド・アロンソ ルノー

※編集部注
レース後、コバライネンにドライブスルーペナルティが出ましたが、すでにレースは終わっているので、レースタイムに25秒加算する処分になりました。
これにより、コバライネンは12位となり、小林、フィジケラ、リウッツィが繰り上がりとなります。


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この記事へのコメント
バトン、やりましたね!やっぱり最後まで諦めないことが勝利につながったと思います。
小林可夢偉も快走でしたね。かなりの時間、国際映像に映ってましたから、世界中に強い印象を与えたでしょうね。
ライコネンは無事でよかったですよね・・・

結果的に最終戦を待たずにチャンピオンドライバーとチームが決まってしまいましたが、
あとはバリチェロとベッテルの2位3位争いでしょうか。
Posted by DeltA at 2009年10月19日 22:10
DeltAさん、こんにちは。
バトンの走りは、凄まじかったですね。
これまでは、見るからにプレッシャーに押しつぶされそうなイメージでしたが、あれこそチャンピオンにふさわしい走りでした。
ライコネンは、まさに踏んだり蹴ったりの災難でしたが、それでもポイントゲットするのは凄かったと思います。早く来季の去就を決めてもらいたいです。
小林可夢偉は、鮮烈なデビュー戦となりましたね。今後が期待されます。
ベッテルはこれからチャンピオンになれるドライバーですから、今季だけはバリチェロに2位を獲らせてあげたい気がします。そうなれば、ブラウンGPにとっては、奇跡的で完璧なデビューイヤーとなりますね。
Posted by Moto at 2009年10月20日 07:01
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